キハ30、お色直し完了です!

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    国吉駅に保存展示されているキハ30のお色直し作業がこの度完了し、新車同様の美しい姿を

    ご覧頂けるようになりました。

              ピカピカの国鉄一般色塗装が復活したキハ30-62号車

     

    このキハ30-62号車はいすみ鉄道が国鉄木原線だった時代に実際に木原線に在籍していた

    車両です。昭和40年代のデビューからいすみ鉄道転換までの長い間、いすみ鉄道の線路上を

    元気に走っていたのです。木原線引退後は久留里線で活躍、約7年前に久留里線も引退して

    いすみ鉄道にやって来て保存展示され、国吉駅での各種イベント等で活躍してきました。

    屋外展示だったため塗装の痛みが激しかったのですが、この度クラウドファンディングにて

    お色直しが実現したのです。

     

    お色直しのコンセプトは昭和40年代デビュー当時のキハ30塗装の復元。夏前に行われた

    キハ52の塗り替えを監修して下さった業者さんが今回もこだわりを発揮して下さり、

    木原線時代のキハ30の姿を完全再現して下さいました。

    まずはその美しい姿をとくとご覧下さい。

    まずは正面顔。ガラス窓周囲のHゴムが灰色なのがポイントです。久留里線から

    やって来たときは精悍な印象の黒ゴムだったのですが、昭和40年代のキハ30の

    デビュー当時は灰色だったとのこと。現在では真ん中の貫通扉のガラス周囲には

    Hゴムは存在しないのですが、デビュー当時を再現するためHゴム風に灰色塗装して

    あるそうです。業者さんの熱意ある監修に驚かされます。黒ゴムより穏やかな

    顔つきに見えますね。(^_^)

     

    キハ30の大きな特徴である外吊り扉も細部まで美しく復活です。ドアゴムにも美しい黒が

    施されており、新車のように引き締まった印象が伝わってきます。(*^▽^*)

     


    屋根周りや屋根上のグローブベンチレーターにもピカピカの美しい灰色が復活しています。

    連結器周りには屋根色とは異なる明るい灰色が施されています。こだわりが凄いですね。

     

    車両側面の各種レタリングにも注目。いわゆる国鉄フォントをカッティングシートで作成し

    当時の車両表記を再現しています。特筆すべきは所属運転区表記。久留里線時代のキハ30は

    幕張車両センター所属でしたので「千マリ」(千葉幕張運転区の略称)表記でしたが、

    キハ30の新製配置は勝浦でしたので、ちゃーんと「千カウ」(千葉勝浦運転区の略称)

    表記に変更されています。あくまでも昭和40年代のキハ30の復元にこだわった演出です。

    今はなき勝浦運転区にまで思いを馳せるこのこだわり、感動です! 。゚(゚´Д`゚)゚。 

     

    車両下部の塗り分けで使われているのはキハ52と同じく朱色4号と呼ばれる鮮やかな

    朱色です。久留里線時代の下部塗装はやや赤みがかった朱色5号という塗装だった

    そうですが、キハ30デビュー時の国鉄一般色はやはり朱色4号だったそうなので、

    今回の塗装が正真正銘新製当時のキハ30カラーなんだそうです。ちなみに、この

    大原方にある銘板を見ると「名古屋日本車輌昭和41年」とあります。弊社のキハ28が

    昭和39年、キハ52が昭和40年の製造ですから、キハ30はいすみ鉄道キハ3兄弟の

    年子の末っ子ということになるんですね。φ(..)メモメモ

     

    さて、今回のお色直し作業は8月からの約2ヶ月間、キハ30の周りに足場を組んで慎重に
    行われました。業者さん達が屋根上に登って懸命に作業されている様子、私たちが

    運転している時にも何度も目にしました。屋根上から側面まで何十カ所もの塗装の

    ひび割れ箇所に丁寧にパテを塗り平滑化して頂いた上で塗装、結果この美しい姿が

    復活しました。30の近くに行って頂くとお分かり頂けると思いますが、外板のみならず

    ワイパーブレードの一本一本に至るまで丁寧に塗装して頂いてあります。古の千葉の

    鉄道風景を大切にしたいという監修者さんの熱意に胸が熱くなります。(´;ω;`)

    キハ52の塗装は大多喜の検修庫内で行われたのですが、今回の30は屋外作業、しかも

    天気の良い日でないと作業が出来ません。ということは作業日は暑い日ばかりだったと

    いうこと。炎天下での作業はさぞかし大変だったであろうことは想像に難くありません。

    作業に携わって頂いた業者の皆さん、暑い中での作業本当にありがとうございました。

    ピカピカになった30を見ていると普段目にしている私たちも嬉しくなります。昔みたいに

    いすみ鉄道の線路上をお客さんを乗せて元気に走って欲しいなあ、と思ってしまうくらい
    ほれぼれしちゃいますねえ。余談ですけど新潟出身の筆者としては、故郷の越後線の

    昔の姿を見ているよう。筆者の子ども時代の越後線でもキハ35という形式のキハ30

    そっくりな車両が今回再現された国鉄一般色で走っていたのですから…。

    その意味でも本当に感謝したいですね。(*´∇`*)

    最後になりましたが、今回のお色直しは全国の皆様からクラウドファンディングで
    ご寄付頂いたことで実現しました。ご協力頂いたすべての皆様にこの場を借りて
    御礼申し上げます。またお色直しの実務に携わって下さったすべての皆様にも

    合わせて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

     

    それでは今回はこの辺で。いすみ鉄道の国鉄形3両、国鉄時代オリジナルの塗色で

    皆様のお越しをお待ちしております。是非会いに来てくださいね。(^_^)/~



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