続 いすみ鉄道、アニメに登場(車両編)

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    大多喜町やいすみ鉄道が登場するTBSアニメーション、
    「アクションヒロインチアフルーツ」のブルーレイ/DVDの第2巻が
    11/8に発売となりました。第1巻で本格始動したチアフルーツに
    新メンバーが次々加入していく過程の第4〜6話が収録されています。
    なんと第2巻付属のブックレット表紙には大多喜駅(陽菜野駅)で交換する
    いすみ200形の姿がどーんと描かれています。まさに神謝神激です〜。
    ありがとうございます!


     チアフルーツ第2巻の情報はこちら→http://www.tbs.co.jp/anime/cfru/goods/disc02.html

     

    以前の記事「いすみ鉄道、アニメに登場」にて、このチアフルーツにおける

    いすみ鉄道の列車の再現度が本物レベルで感涙ものだとお伝えしました。今回は

    第2巻発売記念ということで、その辺を詳しく掘り下げてみたいと思います。

    それでは、鉄分濃いめで出発進行!!

     

     過去記事「いすみ鉄道、アニメに登場」はこちら→http://isumiblog.isumirail.com/?page=6&cid=6

     

    チアフルーツと言えば特撮やアニメへのオマージュが溢れている点や、
    個性的な9人の主人公がヒロイン活動を通して自分達の夢を叶えていく
    笑いあり涙ありの心温まるストーリーが大きな魅力である訳ですが、

    実はそれらに負けない位、鉄道にも大きな愛を注いでくれている素敵な

    作品でもあるのです。まずはブックレット表紙を飾ったいすみ200形の

    描写の素晴らしさをご紹介。

     

    1話冒頭からいすみ200形の駅での交換シーンを登場させ世間の度肝をぬいた
    チアフルーツ。本放送時には「ああっ、いすみ鉄道がアニメに出てる」と

    かなり話題を呼びました。この200形、道路を走るバスと部品を共有した

    レールバスタイプの車両で、長年いすみ鉄道の顔として走り続けてきました。

    いすみ鉄道の車両と言えば、こちらの200形を思い浮かべる方も多いのでは

    ないかと思います。入り口はバスのような折り戸、窓も観光バスのように

    横スライド式、全長も背の高さも一般的な鉄道車両より一回り小さいといった

    特徴を持つたいへんかわいらしい車両です。

                              菜の花畑の中を走るいすみ200形2両編成

     

    チアフルーツではそんな200形の車内描写、車両外観、床下機器の配置等、

    細部に至るまで徹底的に本物を追求した緻密な作画をして下さった上で、

    いすみ鉄道を史上初めてアニメに登場させてくれました。誰もが一目で

    いすみ鉄道と認識してくれるレベルの完成度に神謝神激なのでありますよ。

            1話冒頭200形の交換シーン。実は今では大変貴重なシーン。


             車内の描写。天井やシート、手すりやつり革等雰囲気がよく現れています。          

     

      緻密なサイドビュー。サイドミラーや折り戸、リベット痕等ほぼ実車を再現しています。

                   

    これだけリアルにいすみ200形をお話に登場させてくれたことにまず感謝なんですが、

    それ以上に感謝したいのはいすみ鉄道の歴史の一コマをアニメで再現してくれたこと。

    チアフルーツ3話ではこの200形が2両編成で登場し、画面狭しと走り回る訳ですが、

    実は200形の2両編成が登場すること自体、今はなき貴重な鉄道風景の再現なのです。

     

    いすみ鉄道開業時から走っている200形は車齢30年。老朽化による引退が相次ぎ、
    現在の在籍車は1両のみ。すでに物理的に2両編成を組むことは不可能なのです。
    冒頭の200形同士の駅交換シーン、これもまた実は再現したくてもできない、

    今では大変貴重な姿なのであります。

                現在では見られないいすみ200形2両編成     

     

    現実ではもう見ることが出来ない歴史の一コマが、チアフルーツの世界では

    動く姿で生き生きと描かれているのです!いすみ鉄道としては、200形の

    アニメ登場は本当にうれしいハプニングでした。制作スタッフのいすみ鉄道への

    愛を感じずにはいられません。このチアフルーツの200形の描写は、後世に遺す

    歴史的価値が十分にあると思いますよ。

    これらの映像はチアフルーツのブルーレイ/DVD第1巻で確認出来ます。

    いすみ鉄道のファンの方にもチアフルーツのファンの方にもおすすめします。


      第1巻情報はこちら→http://www.tbs.co.jp/anime/cfru/goods/disc01.html

     

     

    チアフルーツ第7話では新型車両300形も登場します。カラーリングは200形を踏襲、

    お客様にくつろいで頂けるボックスシート・トイレの採用、乗降用ドアはスライドドアに

    変更され、200形より一回り大きいといった点が特徴の2012年製の車両です。

                  2012年、導入直後のいすみ300形

     

    300形の描き込みレベルも200形ゆずりの神クオリティであることは言うまでも

    ありません。特筆したいのが車両左右側面の描き分け。300形はトイレ付き車であるため、

    左右側面の窓の数と配置が異なりますが、アニメでは大原(劇中では小原)方面に走行する

    列車の走行アングルに応じて左右の側面描写をきちんと描き分けているのが凄いんです。

     300形の大原方右側面。右側にトイレがあるため窓は5枚。画面右が大原(小原)方向です。

     

          画像右側大原方面に向け走行中のアニメの300形。

          作中では5枚窓のトイレ側が常に進行方向右側に描かれています。

     

          こちらは大原に向かって左側面。左側にはトイレがないので窓は6枚。

          画面左が大原(小原)方向です。

     

          アニメの300形大原方左側面。6枚窓がきちんと描かれています。

          画面左手が大原です。左手前方に倒木があって緊急停車中の場面。

          進行方向が左向きの場面では常に側面に6枚窓が確認出来ます。

     

    車両外観の再現を丁寧に行うだけでなく、車両の進行方向もストーリーの流れに

    矛盾しないように最後まで描き切って下さったことに感動してしまいました。

    私たちが毎日運転している車両をここまで大切に描いてくれるなんて・・・

    神謝神激以外の言葉が見つからないのであります。

    アニメのお話を進める上でここまでこだわる必要は全くないのに、チアフルーツは
    車両描写に関しても妥協一切なしなのです。

     

     

    次は、陽菜野(大多喜)駅でいすみ200形と300形が並ぶシーン。実際の大多喜駅は
    千鳥式ホームなんですが、大多喜駅がモデルの陽菜野駅は対向式ホームへと描写が
    変更されています。でも、その変更によって両形式が並ぶことで両形式の再現度の高さが
    より際立っているのです。このアングルでは、両形式の全長が違う点、屋根上機器の
    形状が異なる点、乗降用扉や旅客用窓の形状が異なる点等が一目瞭然となっています。 

    ホーム変更は狙ってやっている訳ではないのでしょうが、200形が16m車、300形が
    18m車であることまで忠実に描き分ける神対応に、筆者は涙がちょちょ切れましたです。
    両形式のドアの形状の違いに応じて効果音が使い分けられている点も見逃せません。
    ドア開閉時、アニメの200形では折り戸のエアー音が、300形ではスライドドアの
    チャイム音が実車さながらに鳴ります。音響監督さんのこだわりにも神謝神激ですね。
    踏切の警報音や列車の警笛、停車・発車時の車両のエアー音などもかなりリアルですよ。

    いすみ鉄道の駅の雰囲気がよく現れていると思います。
     
     300形のボックスシートにチアフルーツのメンバーが座るシーンもご覧下さい。

    車窓には隣ホームの200形が見えますが、200形の方が背が低いことがわかる描写に
    なっているのがお分かりですか。これも両形式の寸法を正しく把握していればこその
    正確な描写。制作スタッフの観察眼の鋭さには脱帽してしまいます。
     

            実車の比較。このように並ぶと200形の背が300形より低いのが分かりますね。


    このように、アニメを見るだけで200形と300形の違いが学習できてしまうレベル。

    これが皆さんに力説したいチアフルーツクオリティなのであります。

    来月発売のブルーレイ/DVD第3巻で確認することができます。

    チアフルーツには制作スタッフのいすみ鉄道愛が本当にたくさん溢れているのです。

     

     第3巻情報はこちら→http://www.tbs.co.jp/anime/cfru/goods/disc03.html

     

     

    というわけで、「車両描写の凄さに見るチアフルスタッフのいすみ鉄道愛」の一考察を
    終わらせて頂きます。チアフルーツには車両以外からも、いすみ鉄道や大多喜町への

    いっぱいの愛を感じていますが、その考察についてはまたの機会に。

    今回も記事が長くなりましたが最後までお読み頂きありがとうございました。
    興味のある皆さん、これからもぜひチアフルーツをご覧下さいね。

     

    ちなみに現在秋葉原駅前ホビー天国7Fにおいて「チアフルーツ展」も開催中。

    アニメの原画数百枚が1〜12話までストーリー順に並べられている様は圧巻です。

    アフレコ台本や名シーンのパラパラ原画なども手に取って眺められます。

    秋葉原へ行かれる機会がありましたら是非お立ち寄り下さい。なんと入場無料です。

    11/26まで開催中です。

     

     チアフルーツ展の情報はこちら→http://www.tbs.co.jp/anime/cfru/genga_cf/


    最後になりましたがアニメ公式の皆様、オンエア時の画面写真を借用させて頂いた点、
    どうかご容赦下さい。渡辺新悟さん、実車写真提供ありがとうございます。
    ナベちゃん運転士でした。

     



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